【宝塚】親が認知症になると家は売れない?今からできる3つの不動産対策

この記事で分かること
・認知症になると不動産が売れなくなる理由
・「凍った資産」と呼ばれる状態とは何か
・成年後見制度で知っておきたい注意点
・元気なうちにできる3つの対策
・家族で早めに話し合うことの大切さ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「親が認知症になったら、家族が代わりに家を売ればいい。」
そう思われている方は少なくありません。
しかし実際には、
それができないケースがあります。
私は17年以上、不動産売買の現場に携わってきました。
その中で、
「もっと早く知っていれば…」
というご家族を何度も見てきました。
結論からお伝えします。
認知症になる前の準備が、
将来の選択肢を大きく左右します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
認知症になると家を売れなくなる理由
不動産を売却するには、
契約内容を理解し、
自分の意思で判断できることが必要です。
認知症が進行し、
意思能力がないと判断されると、
法律上、
本人だけで売買契約を結ぶことが難しくなります。
その結果、
本人名義の不動産は、
家族であっても自由に売却できません。
つまり、
資産が動かせない状態になる可能性があります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
よくあるご相談
実際に多いご相談は、
・施設へ入る費用を準備したい
・空き家の管理が難しくなった
・相続前に整理しておきたい
どれも、
決して特別なケースではありません。
しかし、
認知症が進行した後では、
思うように手続きが進まないことがあります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
成年後見制度とは
認知症などで判断能力が低下した場合、
家庭裁判所へ成年後見人の選任を申し立てる方法があります。
本人の財産を守るための大切な制度ですが、
自由に使える制度ではありません。
例えば、
・売却には家庭裁判所の判断が必要になる場合がある
・家族だけで自由に決められない
・財産管理や報告義務が続く
本人を守る制度だからこそ、
財産を自由に動かすことは難しくなります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
元気なうちにできる3つの準備
① 家族信託
信頼できる家族へ財産管理を託す方法です。
将来、不動産の管理や売却を柔軟に行いやすくなります。
② 任意後見契約
判断能力が十分あるうちに、
将来支援してもらう人を自分で決めておく制度です。
③ 遺言書の作成
相続時の意思を明確に残せます。
家族間のトラブル防止にもつながります。
それぞれ適したケースが異なるため、
専門家へ相談しながら進めることが大切です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
比較
【事前に準備した場合】
・売却や管理の選択肢を残しやすい
・家族の負担を減らせる
・相続対策もしやすい
・将来の手続きがスムーズ
【準備しなかった場合】
・不動産が動かせなくなる可能性がある
・成年後見制度が必要になることがある
・施設費用の準備が難しくなる場合がある
・家族の負担が大きくなる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
事前チェックリスト
□ 親名義の不動産がある
□ 今後施設入所の可能性がある
□ 空き家になる可能性がある
□ 家族で相続について話したことがない
□ 家族信託を聞いたことがない
□ 遺言書が作成されていない
2つ以上当てはまる場合は、
早めに専門家へ相談することをおすすめします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実際によくあるご相談
「施設へ入ることになり、自宅を売ろうとしたら売れませんでした。」
「親の判断能力が低下し、相続対策が止まってしまいました。」
「空き家を維持する費用だけがかかっています。」
こうしたご相談は、
年々増えている印象があります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現場だからこそ分かったこと
17年以上この仕事をしてきて感じるのは、
認知症対策は、
不動産の問題ではありません。
家族の安心を守る準備です。
「まだ元気だから大丈夫。」
そう思っている今こそ、
一番準備しやすいタイミングです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
専門家コメント
認知症になってからできる対策には限界があります。
だからこそ、
元気なうちに話し合い、
準備しておくことが何より重要です。
家族だけで判断せず、
司法書士や弁護士などの専門家と連携しながら進めることで、
将来の選択肢を広げることができます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
よくある質問
Q. 親が認知症になったら子どもが家を売れますか?
原則として自由には売却できません。状況によって成年後見制度などが必要になる場合があります。
Q. 家族信託とは何ですか?
財産管理を信頼できる家族へ託す仕組みです。
Q. 成年後見制度とは何ですか?
判断能力が低下した方の財産を守るための制度です。
Q. 任意後見と成年後見は違いますか?
任意後見は元気なうちに契約します。成年後見は判断能力が低下した後に利用する制度です。
Q. 遺言だけで十分ですか?
状況によっては家族信託など他の制度との併用が適している場合もあります。
Q. 宝塚市以外でも相談できますか?
はい。宝塚市を中心に伊丹市・西宮市・川西市・芦屋市など阪神間エリアにも対応しています。
Q. まだ元気ですが相談してもいいですか?
むしろ元気なうちのご相談をおすすめしています。
Q. 不動産以外も相談できますか?
必要に応じて司法書士・税理士など各専門家と連携しながらご案内しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まとめ
認知症になると、
家族でも自由に不動産を売却できなくなる可能性があります。
だからこそ、
・家族信託
・任意後見契約
・遺言書
こうした準備を元気なうちから考えることが大切です。
将来困らないために、
今日できることを一つずつ始めていきましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この記事のポイント
・認知症になると不動産が動かせなくなる場合がある
・元気なうちの準備が将来の選択肢を守る
・家族で早めに話し合うことが何より大切
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「知らなかった」で後悔する人を、一人でも減らしたい。
それが、私たちライズ・ステージ株式会社の想いです。
私たちは不動産を売ることではなく、お客様が数年後に「あのとき相談して良かった」と思える選択をお手伝いしています。
宝塚市を中心に、不動産売却・相続・空き家・住み替え・住宅ローンなど、不動産に関するご相談を承っています。
「まだ相談する段階ではない」と思われる方も、お気軽にご相談ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブランドメッセージ
私たちの本当の仕事は、不動産を売ることではありません。
お客様とご家族の人生を守るお手伝いをすることです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この記事を書いた人
天王寺谷 亮
ライズ・ステージ株式会社 代表取締役
宝塚市を中心に17年以上、不動産売買・相続・住宅ローン・住み替えなど数多くのご相談をサポート。
「売るためではなく、お客様にとって最善の選択を提案すること」を信条に、地域密着で活動しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
関連記事
・親が認知症になる前に考えたい不動産対策
・空き家で後悔しないための管理方法
・相続した家を売る前に知っておきたいこと
・不動産会社選びで失敗しないポイント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
読者への一言
この話は、元気なうちは後回しにしがちです。
だからこそ、今日だけはご家族と話す時間を作ってみてください。
その一歩が、将来の安心につながります。
2026.08.01
