【宝塚市住宅ローン】車のローンがあると住宅ローンに影響する?家と車を買う順番を解説

結論|近いうちに家を買うなら、車を契約する前に住宅ローンを確認してください
「車を買ってから家を探しても大丈夫ですか?」
住宅購入のご相談で、実はとても重要な質問です。
結論から言うと、
数年以内に住宅購入を考えているのであれば、マイカーローンを組む前に一度、住宅ローンの借入可能額を確認することをおすすめします。
車を買ってはいけないという意味ではありません。
問題は、
「家と車をどの順番で買うか」
です。
住宅ローンの審査では、年収だけでなくマイカーローンやカードローンなど、現在返済している他の借入も確認されることがあります。
実際、住宅金融支援機構の【フラット35】でも、総返済負担率を計算するときには、自動車ローン、教育ローン、カードローン、分割払いやリボ払いなども年間返済額に含まれます。
そのため、
「車のローンを組んだことで、希望していた住宅ローン額まで届かない」
ということは実際に起こり得ます。
宝塚市を中心に17年以上、不動産売買・住宅ローンのご相談に携わってきた経験から、マイカーローンが住宅ローンへ与える影響と、家と車を購入する順番について解説します。
この記事で分かること
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マイカーローンが住宅ローン審査に与える影響
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住宅ローンで確認される「返済負担率」とは何か
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車のローンがあると住宅ローンはいくら減る可能性があるのか
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車のローンを完済すれば住宅ローン審査はどうなるのか
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車と家のどちらを先に考えるべきか
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大型SUVやミニバンを先に買う場合の注意点
-
家も車も諦めないための購入順序
なぜ車のローンが住宅ローンに影響するの?
住宅ローンの審査では、
「年収がいくらあるか」
だけを見ているわけではありません。
重要になる項目の一つが、
年間にどのくらいローン返済をしているか
です。
住宅ローン以外にも、
-
マイカーローン
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教育ローン
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カードローン
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キャッシング
-
リボ払い
-
商品の分割払い
などがあれば、その返済状況が確認される場合があります。
例えばマイカーローンを、
毎月5万円
返済しているとします。
年間では、
5万円×12か月=60万円
です。
この年間60万円の返済が、住宅ローンとは別に存在することになります。
つまり金融機関から見ると、
住宅ローンを組む前から毎年60万円の返済義務がある
という状態です。
その結果、
住宅ローンで借りられる金額に影響する可能性があります。
「返済負担率」とは?
住宅ローンを考えるうえで知ってほしい言葉が、
返済負担率
です。
簡単に言うと、
年収に対して年間のローン返済額がどのくらいあるか
を見る数字です。
例えば【フラット35】では、現在公表されている総返済負担率の基準は、
| 年収 | 総返済負担率 |
|---|---|
| 400万円未満 | 30%以下 |
| 400万円以上 | 35%以下 |
となっています。
そしてこの計算には住宅ローンだけではなく、自動車ローンなども含まれます。
※これは【フラット35】の公表基準です。民間金融機関では審査方法、審査金利、基準などが異なり、詳細が公表されていない場合もあります。
車のローンがあると住宅ローンはいくら減る?
ここは非常に気になるところだと思います。
ただし、
「車のローン100万円につき住宅ローンが○万円減る」
という一律の計算はできません。
金融機関によって、
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審査方法
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審査金利
-
返済負担率
-
住宅ローンの返済期間
-
他の借入の扱い
が異なるからです。
ただ、年間返済額への影響はイメージできます。
例えば年収600万円の方を、【フラット35】の公表基準で単純に考えてみます。
総返済負担率35%なら、
600万円×35%=年間210万円
が一つの基準になります。
ここにマイカーローンが、
月5万円=年間60万円
ある場合、
単純計算では住宅ローンなどに使える年間返済額の枠は、
210万円-60万円=150万円
となります。
マイカーローンがなければ210万円。
あれば150万円。
年間60万円の差です。
この差が35年など長期の住宅ローン借入可能額へ影響するため、結果として数百万円単位の差になることも考えられます。
※これは返済負担率の仕組みを説明するための単純例であり、実際の住宅ローン借入可能額を示すものではありません。
実際にある「車を先に買って家を諦める」ケース
私自身、これまで何度も似たご相談を経験しています。
住宅購入を考えているご夫婦。
年収にも大きな問題はない。
自己資金もある。
気に入った家も見つかった。
ところが住宅ローンを具体的に計算すると、
数か月前に購入した車のローンがありました。
毎月のマイカーローン返済を含めて金融機関へ相談すると、希望していた住宅ローン額まで届かない。
あと少し足りない。
その結果、
気に入った物件を諦めざるを得ない。
そんなことがあります。
車を買ったことが間違いだったわけではありません。
もし車を買う前に住宅ローンを確認していれば、
-
車の購入時期を変更する
-
車の予算を変更する
-
現金を一部使う
-
マイカーローンの借入額を減らす
-
住宅購入を先に進める
など、別の選択肢を考えられた可能性があります。
問題は、
車ではなく「順番」です。
車のローンを完済すれば住宅ローンへの影響はなくなる?
これも非常によく聞かれます。
金融機関・住宅ローン商品によって取扱いは異なりますが、
住宅ローン実行までにマイカーローンを完済することを前提として審査できるケースがあります。
例えば【フラット35】では、申込み時に現在返済中の自動車ローンなどを申告します。
そして「借入前に完済予定」とした借入については、住宅ローンの契約手続きまでに実際に完済し、その確認資料の提出が必要とされています。
つまり、
「住宅ローンが通ったら、あとで車のローンを返せばいいだろう」
と自己判断するのではなく、
住宅ローン申込み前に金融機関へ相談すること
が大切です。
完済予定として審査するのか。
現在の返済を含めて審査するのか。
金融機関によって判断が変わる可能性があります。
住宅ローン審査前に新しいローンを組むのは慎重に
住宅購入を進めている途中で、
「車もそろそろ買い替えよう」
となることがあります。
しかし、
住宅ローンの事前審査から融資実行までの間に、
-
マイカーローン
-
カードローン
-
高額な分割払い
-
リボ払い
など新しい借入を増やす場合は注意が必要です。
住宅ローンの審査時と借入状況が変わるからです。
住宅購入を具体的に進めているのであれば、
新しくローンを組む前に、必ず住宅ローンを申し込んでいる金融機関や担当者へ確認してください。
車を先に買うと「物件選び」にも影響する
マイカーローンだけが問題ではありません。
車そのものが、家探しの条件を変えることがあります。
例えば大型SUVやミニバンを先に購入すると、
「この車が入る家」
という条件が住宅探しに追加されます。
マンションなら、
-
全長
-
全幅
-
全高
-
車両重量
-
機械式駐車場のサイズ
-
駐車場の空き
などを確認する必要があります。
特に機械式駐車場は、
「駐車場あり」と書いてある=自分の車が入る
ではありません。
大型SUV、ミニバン、輸入車、EVなどではサイズ・重量制限に注意が必要です。
戸建てなら図面上「駐車可」でも安心できない
戸建てでも同じです。
図面上では駐車スペースがあったとしても、
実際には、
-
前面道路が狭い
-
電柱がある
-
門柱が邪魔になる
-
道路との高低差がある
-
曲がり角から駐車場へ入れにくい
-
車幅に対して余裕が少ない
などがあります。
特に毎日使う車なら、
入るかどうかではなく、毎日ストレスなく出し入れできるか
まで確認してください。
宝塚市ではエリアによって坂道、高低差、道路幅なども異なるため、車を使うご家庭では現地確認が非常に重要です。
家と車、どちらを先に買えばいい?
一律に「必ず家が先」とは言いません。
例えば、
仕事上すぐに車が必要。
現在の車が故障している。
家を購入する予定が10年以上先。
という方なら、車を優先するのは当然です。
一方、
1〜3年以内に住宅購入の可能性がある
のであれば、私は次の順番をおすすめします。
① 住宅購入の予算を確認する
まず年収、預貯金、現在の借入、家族の支出などから住宅予算を確認します。
② 住宅ローンの借入可能額を確認する
銀行がいくら貸してくれるかと、ご家庭が無理なく返せる金額の両方を確認します。
③ 車に使える予算を決める
住宅購入への影響を確認したうえで、
「車は現金でいくら」
「ローンなら毎月いくらまで」
を考えます。
④ 家と車を合わせた家計を確認する
住宅ローンだけ払えればいいわけではありません。
車には、
-
ローン
-
保険
-
駐車場
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自動車税等
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車検
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ガソリン・充電
-
メンテナンス
などの支出もあります。
家+車+教育費+生活費
で考える必要があります。
「借りられるから両方買う」は危険
住宅ローン審査に通った。
マイカーローンも通った。
だから両方買って大丈夫。
とは限りません。
金融機関が貸してくれる金額と、
その家族が安心して払い続けられる金額は別です。
例えば、
夫婦共働きを前提にしている。
しかし数年後に、
-
出産
-
育休
-
時短勤務
-
転職
-
教育費の増加
があるかもしれません。
今の収入だけではなく、
5年後、10年後の家計
まで考えてください。
私は住宅ローン相談で、
「最大いくら借りられるか」
より、
「いくらなら家族が普通に暮らし続けられるか」
の方を大切にしています。
3年以内に家を買う可能性があるなら確認したい8項目
車を契約する前に、次を確認してみてください。
□ 住宅購入を考えている時期
□ 世帯年収
□ 預貯金
□ 現在返済中のローン
□ 車をローンで買った場合の毎月返済額
□ 希望する住宅価格
□ 住宅ローンの借入可能額
□ 家と車を合わせた毎月の支出
この8つを確認するだけでも、
「今、車を買って大丈夫なのか」
がかなり判断しやすくなります。
よくある質問
Q. 車のローンがあると住宅ローンは通りませんか?
いいえ。
マイカーローンがあるだけで住宅ローンを利用できないとは限りません。
ただし年間返済額などが住宅ローン審査に影響し、借入可能額が変わる場合があります。
Q. 車のローンはいくらまでなら大丈夫ですか?
一律の金額では判断できません。
年収、住宅ローン希望額、その他の借入、返済期間、金融機関などによって異なります。
車を契約する前に住宅ローンを試算することをおすすめします。
Q. 車のローンを完済すれば住宅ローンを増やせますか?
金融機関や審査内容によりますが、完済予定を前提として審査できる場合があります。
ただし自己判断で完済する前に金融機関へ確認してください。
Q. スマートフォンの分割払いも住宅ローンに影響しますか?
住宅ローン商品によって取扱いは異なります。
例えば【フラット35】では、商品の分割払いやリボ払いなども総返済負担率の対象となる借入として示されています。
Q. 車を現金で買えば問題ありませんか?
マイカーローンという意味では新たな返済は発生しません。
しかし住宅購入の頭金や諸費用、生活防衛資金として使える現金が減ります。
そのため、
現金購入なら必ず有利
とも限りません。
住宅購入も含めた資金計画で判断してください。
私が「家を先に考えてください」と伝える理由
私は車を買うことに反対しているわけではありません。
家族が増えれば大きな車も必要になります。
子どもの送り迎え。
通勤。
買い物。
家族旅行。
車が暮らしを豊かにしてくれることもあります。
だから、
家か車のどちらかを諦めてほしいわけではありません。
できれば両方、無理なく手に入れてほしい。
そのために必要なのが、
順番を考えること
です。
車を契約してから、
「住宅ローンが足りませんでした」
では戻すことが難しくなります。
でも契約する前なら、
選択肢があります。
車の価格を変える。
購入時期を変える。
ローン金額を変える。
家の予算を考える。
住宅ローンを先に確認する。
いろいろな方法を選べます。
だから、もし数年以内に家を買う可能性が少しでもあるなら、
車の契約書にサインする前に、一度だけ住宅ローンを確認してください。
まとめ|家と車の購入で大切なのは「金額」だけではなく「順番」
車を先に買ったから、
必ず家が買えなくなるわけではありません。
しかしマイカーローンの返済は、住宅ローンの審査に影響する可能性があります。
住宅金融支援機構の【フラット35】でも、自動車ローンなどを含めた年間返済額から総返済負担率を計算しています。
だからこそ、
車を買ってから家を考える
のではなく、
家を買う可能性を確認してから車の買い方を決める。
この順番が大切です。
特に、
「1〜3年以内に家を買いたい」
「良い物件があれば購入したい」
という方は、車を契約する前に住宅ローンを一度確認してください。
人生で大きな買い物は、
何を買うかだけではありません。
どの順番で買うか
によって、その後の選択肢が大きく変わることがあります。
宝塚市・阪神間で家と車の購入順序に迷っている方へ
ライズ・ステージ株式会社では、宝塚市を中心に伊丹市・西宮市・川西市・芦屋市など阪神間で、住宅購入・住宅ローン・住み替えなどのご相談を承っています。
「車を買い替えたいけれど、家も欲しい」
「マイカーローンが残っている」
「住宅ローンがいくらまで借りられるか知りたい」
「家と車を両方買っても生活できるか確認したい」
そんな段階でも大丈夫です。
まだ家を買うと決めていなくても構いません。
物件を探す前に、
家・車・教育費・これからの暮らしを含めて、どの順番がいいのか
から一緒に整理します。
この記事を書いた人
天王寺谷 亮
ライズ・ステージ株式会社 代表取締役
宝塚市を中心に17年以上、不動産売買・住宅ローン・住み替え・相続など数多くのご相談をサポート。
住宅ローンの借入可能額だけを見るのではなく、車や教育費など購入後の生活まで含め、ご家族が無理なく暮らし続けられる資金計画を大切にしています。
2026.09.09
